35:最初はスノーボーダー
元々、最初のデビューは波乗りでなくスノーボードでした。
16歳(高校一年)の年、仲間の親戚が軽井沢の<アサマ2000パーク>という雪山で
ペンションを経営していると言う事で冬休みに泊りでスキーしに行ったのが始まりでした。
ペンションに着くやいなやオーナーさんが
「去年、アメリカから『スノーボード』って言うのが入って来たんだけど、やってみないか?」
それがキッカケです。 当時の私には始めて見るボード。ブーツ。
ブーツの履き方やリフトの乗り降り、滑り方も進み方も止まり方も、全てが未知数でした。
そこでは地元の若い人達がスノーボードを上手に滑っていた為、声を掛けて教えて貰う事にしました。
今でもその時に教えて貰ったコツは鮮明に覚えています(笑)
それからハマって、毎年毎年そこへ通いました(当時、スノーボードはあまり知られておらず、
ほとんどのゲレンデで出来ませんでした)。
徐々に認知度も上がり、スノーボードが出来るゲレンデが増えていきました。
二十歳の年には、ヨーロッパのアルプス山脈にも二ヶ月程挑戦しました。
アオスタ(イタリア)という田舎町に拠点を置き、毎日毎日スキー場へ通いました。
(一期一会。この後、皆で飲みに行きました(笑))
当時は英語も話せず、もちろんイタリア語、フランス語なんか全く話せず、
行く所行く所で言葉が通じずにトラブルやアクシデントばかり… 今思うと無茶と言うより無謀でした(笑)。
その時はたくさんの体験をしたし、色々な人達に出 会い、色々な事が起こり、とても楽しく貴重な経験でした。イタリアは、スリとか置き引き等は多いですが、治安は良かったです。
それが私の初!海外旅行でした(笑)
日本に帰って来てからも、冬は毎週のように雪山へ行き、
夏は人工スキー場へ(今は無くなってしまいました)行っていました。
関東のあちこちのゲレンデに滑りに行ったり、長野で教えたりもさせて頂きました。
そして夏は、たまに波乗りに行きました。 いわゆる『夏だけサーファー』です(笑)
それがある時から、『夏だけサーファー』を卒業し、一年中行く様になりました。
そういえば先日、お客様から頂いたお茶なのですが、実はこのお茶、皇族の皆様がご愛飲しているそうです。お味はと申しますと、渋味がきいていてお茶本来の風味が味わえます。
皇族気分に浸ってしまいました(笑)
(2010/3・26 綿貫安秀)