2代目が送る、「2代目blog」という名のコラム(?)のコーナーです。
"コラム"と言っても堅苦しくせずに気楽に読んでくださいね。

23:水難事故


10月25日(日)雨
千葉県九十九里町片貝海岸
台風20号接近

いつものように波乗りに。
この日の朝は、とても寒くて雨がひどく出発が少し遅れましたが7時過ぎに到着。
着替えて、波打ち際で、波チェックをしながら準備体操をし、海に挨拶をし入水。

普段は海岸からパドル(水泳のクロールの様に水をかき、前へ進む動作)で
ゲッティングアウト(沖に出る事)するのだが、波が高い!!(頭前後)。
堤防があるポイントなので、堤防脇まで歩いていき、そこからジャンプして入る事に。

一本乗っては、一度上がり、
歩いて堤防脇まで行き飛び込む!

その繰り返しだ。

しばらくすると、サイレンが近付き救急車と消防車が堤防に到着。他にも数台、堤防手前で待機。

「誰か流されたな。」

波が高くなると、たまにビギナー(初心者)のサーファーが沖へ流されたり、
堤防から釣り人が落っこちたりする。

今回もそうだった。ビギナーが二人流された。
一人は堤防の突端で引き上げられたが、もう一人がまだ溺れていた。
救急隊が二人飛び込み、救助者に浮き輪をさせて堤防脇まで抱きかかえ、
堤防の上からハシゴを下ろし、登らせようとした。

しかし、体力が無くなったせいか、ハシゴを掴む事さえも出来ずに意識が朦朧。
堤防上からも、ロープで繋がっている浮き輪ごと引っ張るけれど全然上がらず。
その間にも波は躊躇なく3人を襲い、堤防に叩きつけられ、そして波をかぶり、
海水を飲んでしまったらしく苦しそうしている。

堤防の上からは「頑張れー!」「もう少しー!手を伸ばせー!」
上からも下からも手を伸ばすが、わずかに届かない。
そして冷たく強い風は続き止む気配もない。
堤防上の救助に来たサーファー達の体力もさらに奪った。
なかなか引き上げられない為、騙し騙し海岸寄りに引っ張る事に変え。
波の割れる向きに注意し、うねりを利用して、救急隊とサーファー達が
ロープを全力で引っ張るが、抵抗が強く思った以上に重くて上がらない。
何度も皆で声を合わせ「せーの!!」を繰り返す。

ついに!!
「上がったぞ!」
誰かの声が聞こえた。何とか助かった。
真っ青な顔で喋る事さえもままならず、顔や手や足からは血が止まらないが。

とにかく助かった。よかった。

最初、彼らは波打ち際にいたらしいのだが、気付いたら
堤防脇(堤防やテトラポットの脇は、潮の流れが強く引き込まれる)に引き寄せられ流されていった。
いくらパドルしても進まず、疲れ果てて溺れかけたらしい。

「明日は我が身」
自分に限って絶対無い!
私も含め、そう思ってる方は少なくないと思う。これから波乗りを始めようとしている方はもちろん!!
今やっている方も、もう一度気を引き締めた方が良いと思いました。

今回、海の怖さを改めて教わった気がします。

KING OF POP マイケルジャクソンの『THIS IS IT』のチケットをGet!!しました。感想は後ほど。。。

(2009/11・2 綿貫安秀)

トップページ】 【営業案内】 【お品書き】 【ランチメニュー】 【2代目blog】 【リンク集
Copyright(C)2006 MEDIA CORE / kouraku-sushi All rights Reserved.