2代目が送る、「2代目blog」という名のコラム(?)のコーナーです。
"コラム"と言っても堅苦しくせずに気楽に読んでくださいね。

26:海のダイヤモンド


何のことだか分かりました? おせち料理には必須の『数の子』、鰊(ニシン)の卵の事であります。
今日は海のダイヤモンド『数の子』についてお話ししようと思います。

【数の子が出来るまで】
●ニシンから取り出した原卵の血管や筋などを綺麗に取り除きます。
●数の子を体に無害な活水で漂白します。(漂白すると黄金色の数の子になります)
●大きさや形で選別して箱に並べます。

【数の子の効果・効能】
血栓防止。動脈硬化防止。味覚機能維持改善。

【数の子の選び方】
良質な数の子は、色鮮やかで透明感があり、身がしっかりしてるもの。
薄皮が綺麗に付いているもの(鮮度の証拠)です。
●「太平洋産」と「大西洋産」の二種類がありますが、品質が違い「太平洋産」が良しとされています。
●折れ等が売っていますが、塩抜き後の薄皮を取り除く際、取りづらいので、気を付けて下さい。


(身がしっかりしていて薄膜が張っています)


(このシールが張ってあるものは安心・安全品質な証拠です)

【塩抜き方法】
水1000ccに対し食塩4gを溶かし約300gの数の子を、約7〜8時間浸します。
その間に同じ割合の塩水を3回取り替え、若干塩分が残った状態にして、薄い膜を取り除きます。
●塩分を抜き過ぎると苦くなります! 抜き過ぎてしまったら、薄い塩水に1〜2時間浸して下さい。
●こまめに味見するのが、ポイントです。

【保存方法】
空気に触れない様、ラップできっちり包んで冷蔵庫へ。
塩抜きした数の子は、保存が効かないので、1〜2日中で食べきりましょう。

年内最後の後楽通信となりますが、いつもご愛読頂きありがとうございました。
また、後楽寿司もご愛顧ありがとうございました。
皆々様のお陰で今年一年も乗り切る事が出来ました。

年末に向けご多忙の事と存じますが、忘年会も重なりお疲れと思います。
ご無理をなさらずに健康にお気を付けてお過ごし下さい。
本当に今年一年、ありがとうございました。

来年も実りのある良い年にしていきましょう!
どうぞ良い年をお迎え下さい!

*尚、年内は30日まで、年始は4日からの営業となりますので、どうぞよろしくお願いします。

(2009/11・26 綿貫安秀)

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